09.06.15夕の ’ステッペンウルフ’
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’ミミ’ は隣家の庇で蹲って(うずくまって)寝ていた。
薄目を開けて私を見ていたが、
降りてくるのが億劫なのだろうか 頭を上げようとすらしなかった。
今夕の ’ステッペンウルフ’ は単独。
だいぶ前からなのだけれども
’ミミ’ や ’キキ’ に気兼ねする必要が無い?単独のときは、
私の脚に頭や額を擦り付けるようになった。
こういうのを、” ツンデレ ” のオンナっていうのかぁ?
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この日記当初では
極度に ’ステッペンウルフ’ の警戒心が強くて、
尻尾を掴むなんて到底無理で
そうでなくとも手を伸ばしただけでも逃げていったものだ。
いつかは このビーバーみたいに平べったい尻尾を
触ってみたいものだと何度も書いてきた。
今では、
単独のときには 尻尾をニギニギ(握々)出来るまでになった。
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帰り道を数歩あるきだしたところで、’ミミ’が 喋りながらやってきた。
「今頃・・・ もう遅っせぇ~ヨッ! 玄関に鍵を締めちゃったヨォ~」
エサは玄関に置いてあって、夕方の私は裏口から出る。
’正座’ して恨めしそうに私を見る ’ミミ’ を尻目に、帰途についた。
私なんかよりも遥か先に 隣家で面倒を看てくださっていたので、
たぶん ’ミミ’ は夕食済みのはずだ。
三匹が毎朝夕に来るのは、遊びのような 日課のようなものなのだ。
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